初めてのウルトラマラソン挑戦|丹後ウルトラマラソン60km参戦記

レース報告

毎年9月に開催される「丹後ウルトラマラソン」。
今年、その60kmの部に初めて挑戦してきました。

レース前の様子

当日は朝から小雨が降り、気温は24℃。
「灼熱の丹後」と呼ばれるほど例年は暑さとの戦いになりますが、今回はまさに“絶好のコンディション”。かなりラッキーな環境でした。

車はゴール地点の「アミティ丹後」近くの駐車場に停め、そこからシャトルバスで会場へ。さらに乗り継ぎでスタート地点の久美浜へ移動します。久美浜に直接停めることもできますが、その場合ゴール後にまた移動が必要になるため、今回はゴール付近に停める選択をしました。

スタート地点への移動はレース開始15分前でも十分。会場にはエイドやドリンクもあり、スタート前の補給もスムーズに行えました。


前半(スタート〜15km)

初の60kmということで、目標ペースは1kmあたり4分20秒。
しかし周りの流れに乗ってしまい、気付けば1km4分を切るペースでスタート。

序盤から大きなアップダウンがあり、その後も細かな起伏が続くコース。体力があるうちはそれほど気にならず、雨のおかげで走りやすく感じました。

エイドは4km、8kmをスルーし、13kmで初めて水分補給。この給水で少し遅れ、一人旅に突入します。


中盤(15km〜30km)

13km以降から本格的なアップダウンが始まります。
特に15〜17kmの登りはかなりキツく、ここで脚を消耗。その後も21kmまでは小刻みなアップダウンが続き、この区間が今回の攻略ポイントだったのかもしれません。

17km地点の山頂エイドで水分を補給し、そこからは気持ちよく下りへ。25km付近までは平坦でリズムをつかめる快適な区間でした。

ただし、26kmを過ぎてから30kmまでは再び登り下りの連続。じわじわと脚にきます。
この区間はエイド休憩も含め平均4分20秒ペース。30km通過は2時間5分でした。


後半(30km〜45km)

アップダウンを抜けると再び平坦区間へ。
ただ、ここから少しずつペースが落ちはじめます。

フルマラソンの通過は3時間01分。惜しくもサブ3を逃しました。
さらに太ももと内転筋に張りが出て、内臓にも負担が。差し込みや水分吸収不良の感覚があり、呼吸も乱れて一気に疲労が噴き出しました。

この区間は平均4分32秒ペースまで落ち込みます。


終盤(45km〜60km)

45kmを過ぎると、着地のたびに太ももへ激痛。痙攣というより筋肉が収縮できなくなった感覚で、走るたびに痛みが走ります。下り坂は特に地獄。止まる動作すら激痛でした。

50km以降は歩きと走りを繰り返し、なんとかエイドを目標に進みます。ほぼ2kmごとにエイドがあったのは大きな救いでした。

ラスト10kmは完全に「ウルトラの洗礼」。
平均ペースは6分13秒まで落ち、前半の貯金を一気に消費。フラフラになりながらも、なんとかゴールへたどり着きました。


結果と振り返り

フィニッシュタイムは 4時間49分29秒
順位は7。終盤で順位を落とす結果となりました。

「マラソンでもウルトラでも、最後の4分の1がすべてを左右する」
そのことを痛感させられるレースでした。

とはいえ、初めてのウルトラ挑戦としては気候にも恵まれ、とても貴重な経験に。
エイドも充実しており、マラソンシーズンに向けた一つの挑戦として参加する価値は十分にあると感じました。

今回走ってみて、まだまだ脚作りが足りていないことも実感。
冬のマラソンに向けて、ここからもう一度しっかり積み上げていこうと思います。

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